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すきんけあーず、関西STOMA研究会に行く!

ナイチンゲールKOMIケア学会 第8回学術集会

4姉妹、長女のK子です。

6月24日(土曜日)は第59回関西STOMA研究会に参加しました。この研究会は昭和56年(1981年)に設立された伝統ある研究会で、すきんけあーずのベテラン・メンバーは、設立当初より参加しています。

59回目をむかえた今回の当番世話人は大阪医科大学の田中慶太郎先生。22の演題(ストーマ、陰圧閉鎖療法、集学的治療)と、杏林大学の松岡弘芳先生の特別講演がありました。

 

ストーマではケア難渋症例へのケア方法の工夫、陰圧閉鎖療法では活発な討論があって勉強になりました。

ナイチンゲールKOMIケア学会 第8回学術集会

研究会冊子です。

K子-会員No.

私が興味深かったのは演題6でした。

演題6.直腸癌低位前方切除術後covering ileostomy閉鎖前の経ストーマ造影の試み

 

直腸癌低位前方切除術後症候群(LARS)といって、低位直腸癌の肛門温存手術後に高率に生じる機能障害があります(2012年の海外からの報告では90%に発生)。多い方は1日に8回から20回近くの排便回数があります。それでも杏林大学の松岡先生の調査では、生活の質が低下してもストーマに戻してほしいと言われる方はいなかったそうです。

当院でもLARSの方がおられますが、実態が掴めていません。
「腸は第二の脳」と言われていますが、蓄便・排便という高次機能を持つ直腸・肛門の代わりを、役割の違うS状結腸等が担うには限界があって当たり前。そのことを術前は勿論、術後も繰り返し説明することの必要性を再度実感しました。

Wexner Score(便失禁の症状重症度を評価する指標)は日常生活制限やパッド装用など生活の質に関する項目を含むとのこと。患者さんの声を聴くときの参考にしたいと思いました。

そして研究会終了後は参加した11名全員で食事会へ! 新メンバー4人に加え、阪南を退職した元すきんけあーずのメンバー2名も加わり、楽しい1日となりました。

お店に入ったとき。

美味しかったあ!

 

お店を出るとき。

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