
看護師を目指したきっかけは何ですか?
周囲に医療者がいなかったため、自分が看護師になるイメージは全くなく、化粧品会社での勤務経験しかありませんでした。入院した際に関わってくださった助産師の無言のケアに癒やされ、人の気持ちに静かに寄り添い支える職業のすばらしさを認識するようになりました。ちょうどその頃、目的意識もなく過ごしていたので、助産師を目指してみたいと思い学士編入を決意したことがきっかけです。
現在の配属部署と業務内容を教えてください。
周産期センターの師長として看護管理業務を行っています。日々の勤怠管理に始まり、入院ベッドの効率的な運用、衛生材料や医療機器、環境面の管理、他部署との調整、相談対応などを行っています。外来やベッドサイドでダイレクトに患者さまと関わる機会は減りましたが、部署に所属する仲間が活き活きと気持ちよくケアできるように環境を整え支えることが、ひいては患者さまへの良いケアに繋がると考えています。
阪南中央病院で働く魅力、やりがいは?
地域周産期母子医療センターですので、医学的ハイリスク妊娠に関する看護・助産実践を経験することができ、アセスメントの力がつきます。また、当院でお生まれになった女性がご自身の出産場所に当院を選んでいただくこともあり、地域密着型で長年分娩を取り扱っている自施設ならではの醍醐味だと感じます。周産期センターのスタッフは前向きで明るい人が多く、忙しい中でもホッと一息、楽しい話をしながら笑い合えるような時間もあり、アットホームな雰囲気が魅力です。

認定看護師の資格を取得するまでの道のりを教えてください。
看護師資格を取得した年齢が遅かったため、入職してから仕事を教えてくださった先輩方は私よりも年下の人が多かったですが、臨床経験があるからこその判断力や対応力が素晴らしく、多くの勉強をさせていただきました。少しずつ産科領域の看護実践を重ねる中で、より職場に貢献できる人材になりたい、職場に恩返しをしたいと感じるようになり、専門看護師に興味を持ちました。当時の師長が全面的に応援してくれたことや、人不足の中でも部署の仲間が温かく送り出してくれたおかげで挑戦することができました。大学院での二年間は臨床で培った経験を打ち砕かれるような思いを沢山しましたが、同期に恵まれ充実した思い出がたくさんできました。
どのような場面で専門知識を活かしていますか?
専門看護師の役割は、実践・教育・調整・相談・倫理調整があり、管理者となってからもこれら5つの役割を意識して行動するようにしています。妊産褥婦さんやご家族で多重課題となった場合などスタッフより相談を受けることがありますが、自身が直接介入したほうが良いか、教育的効果重視でスタッフに頑張ってもらったほうが良いか、他職種の意見をいただくほうが良いか、など感情ではなく客観的思考で役割を選択するように努めています。また、ケアの拡充などを検討する場合は学術論文や既存データの再分析などから、根拠を得て方針を決めるように心がけています。
普段のお休みはどのように過ごしていますか?
予定がない休日は読書をしたり、好きな音楽を聴いたりして過ごすことが多いです。ライブに行ったり、おいしい食事を食べながらお酒を飲んだり、旅行に行くことやアウトドアも大好きです。最近は観葉植物を育てることにハマっていて、手をかけたら応えてくれるので嬉しいです。
ー キャリアアップを考えている看護師に向けてメッセージ ー
看護の基盤はあくまでも臨床で、患者さまと接する中での経験は座学では得られないものですが、臨床現場からアカデミックな場に入ることで、皆さんの中で培った経験に新たな視点を持つことができ、看護師としての幅が大きく広がると思います。当院はそうした前向きなチャレンジを応援してくれる風土がありますので、頑張ってみたいと考える方はぜひ相談してください。